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長い曲を演奏する時のコト

アモローソ音楽院の内海響子です。


学生の時にレッスンを受けていて、
よく先生に「全曲弾く時のことを考えるように」と言われました。

オペラならアリア1曲、ヴァイオリンのコンチェルトならどこかの1楽章をレッスンに持って行っている時、
”全曲を弾く時”と言われても、今歌う1曲やその1楽章を目一杯一生懸命演奏しているので
それがどういうことなのかよくわかりませんでした。

卒業してだんだんと本番をやるようになって、
オペラ全幕などやると、散々歌ってからアリアに入ったり、また、突然そのアリアを歌ってその後もずっと重唱が続いたり、とその1曲で終わりではありません。

歌う所を全部全力で同じテンションで全エネルギーを注いで演奏していたら
体力も持たないし、エネルギー切れを起こします。

そして、聴いているお客様は、全部の音楽を聴いているのです。
聴いている方にも力を抜いていられるところを作らないと、
一番聞いて欲しいところに惹きつけることも出来ません。

映画と一緒です。
全シーンがクライマックスだったら逆に面白くないですね。

長い曲になればなるほど、常に全曲を見渡しているような冷静さも持って演奏することも大事です。



【アモローソ音楽院】
http://www.amoroso-ongakuin.com/
ヴァイオリンのこと、レッスンのこと、楽器のことなど、いつでもお問い合わせご相談ください!
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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アモローソ音楽院

Author:アモローソ音楽院
【アモローソ音楽院】
勝どき駅から徒歩5分

主催 勅使河原真実より
「音楽を愛する人、バイオリンを好きになってくれる人を1人でも増やしたい!
そんな想いからアモローソ音楽院を立ち上げました。
「音楽だーいすき!」
を合言葉に、私たちと一緒にバイオリンをはじめてみませんか?
愛情を持って、優しく・丁寧に・楽しく、一緒に勉強すれば、音楽は必ずあなたの生涯のお友達になります!」

ブログでは、アモローソ音楽院の講師たちが、様々なトピックをご紹介致します♪

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